2022/09/08

大曲で、へそ曲がり

大曲の花火大会を観に行かないかと友人に誘われて、

何も考えずに「行くよ」と答えてしまいました。



よくよく聞くと、大曲の花火は日本三大花火大会の一つで、

秋田県の大仙市で行われると。

4万人の人口の街に80万人の観客が詰めかけるそうで、

無論、宿を確保するのは不可能らしい。

テント持参で、往復1200キロを1泊2日で走り切る計画を

聞いた瞬間、「何という弾丸ツアー!無理だろう」

と内心思いました。

しかし友人は秋田出身の方に特別な席を用意してもらったそうで、

今更、行かないとも言えず、弾丸ツアーの一員になっていました。

前日の大曲の天気予報は雨。

雨で宿もなく、2日で1200キロの移動。

完全に事前の期待値はゼロに近い。

家族に、こんな旅はしたくない。行きたくないと駄々をこねて

「俺は大曲で、へそ曲がりになってやる」と投げやりな言葉を

発していました。

そうこうしているうちに、当日となり、友人が午前3時に迎えに

来てくれて総勢4人で出発しました。

覚悟の長旅はナビの設定時間より大幅に短縮して、片道6時間で、

意外と楽に大曲に到着しました。

大曲の街は、既に花火大会の関係者が多くいて、一大イベントが

始まる期待感が感じられます。

この時点でへそ曲がりを決め込んでいた男も、やや浮かれ気味です。

しかしながら、テントを張ろうとしていた公園には「テント禁止」

の貼り紙が。

さあ困った。どこか探そうと町内をぐるぐる回ること、小一時間。

ようやく野趣あふれる土地にテントが張られているのを発見。

花火大会前に急遽、草やら葦などを刈り取った、地元民による

即席キャンプサイトに落ち着きました。地面はボコボコして、

平らな場所を探すのに難儀しました。

兎にも角にも一晩眠れる所を探して、一同ホッとした瞬間でした。

天気は、幸いにして曇りで、雨に当たらず、外でバーベキューも

楽しむことができました。

大曲5.JPG

期待値ゼロだった男も、冷たいビールと美味しいお肉、初めて来た

秋田の空気を吸って気分上々になっていました。

肝心の花火大会は、夕方5時半から昼花火が打ちあがり始まりました。

空がまだ明るいので、爆発音と、その後、らせん状の紫や赤の煙が、

空から、ひらひら落ちてくるというものでした。

煙で魅せる花火は初めてでした。

そして雨も、しとしと降りだした頃にメインの花火が始まりました。

大曲3.JPG

大曲4.JPG

全国花火競技大会ということで、全国の腕自慢が集まり、

真剣勝負をしているのが、素人の私でも分かります。

レベルの高さは凄まじいものでした。

各花火にテーマがあり、それに合わせた花火の閃光と音楽が

心を揺さぶります。

28組が参加するので、花火は延々と続き、最後の花火が

終わったのが午後9時半、実に4時間の花火大会でした。

ワインを飲みながらの観覧で、どんなイベントでも途中で

寝てしまう男も、最後まで目がパッチリ開いていました。

大曲1.JPG

大曲2.JPG

よく一生に一度は見た方が良いよと言われるイベントが

世の中に数あるが、大曲の花火は、まさにそれ!でした。

気分よく長旅から帰った私を見て、

家族は「あれ、へそ曲がってないね」と冷やかしていました。

事前期待より実績評価が高いとクレームにならない

ということですね。

業務統括事業部 新保和久

https://www.oomagari-hanabi.com/


日時: 2022年9月 8日 17:47 | | コメント (0) | トラックバック (0)
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