又、柴で。
今年も柴又100キロウルトラマラソンに出てしまいました。
昨年は60キロの関門を通過後に、レースの最後尾になってしまい、恥ずかしくてレースを棄権しました。今年も練習量が足りないのに知人に「新保さんが出るなら私も出ますよ」と言われ、男気エントリーとなりました。
日頃の練習不足を直前の練習でカバーしようと、レース2週間前に3日間で
100キロを走ったら、右ふくらはぎに肉離れを起こしてしまいました。
そのため、直前の1週間は、全く走れませんでした。
(もう言い訳をしていますね)
家族は無理すると再起不能になるからやめろと云うし、出場は半ば諦めていましたが、
エントリー代を22,000円も払ったことを思い出し、貧乏根性丸出しの私は参加賞狙いで、
強行出場に踏み切りました。
レースはウェーブスタートで私の組は7:20amにスタートしました。
去年と比べて、風は微風で、走り易かったのですが、とにかく暑かったです。
荒川土手のアスファルトは、優に30度は超えていたでしょう。
2.5キロごとに給水所が設けられており、通過のたびに、頭から水を浴びていましたが、
次の給水所までに、首に巻いていたバンダナが乾いてしまう程でした。
私はもちろん帽子を被っていましたが、中には帽子も被らず、薄毛の猛者もいましたが、
よく熱中症にならないなあと感心して、ちら見をしてました。
25キロぐらいまでは、キロ7分30秒ペースでゆるゆる進みましたが、かばっていた右脚が
にわかに痛み出しました。
右腰、右股関節、右足の爪、右すねと、不思議な事に、痛めたふくらはぎ以外の
すべての箇所が痛みました。
35キロまでは走ったり、歩いたりの繰り返しでしたが、35キロ過ぎからは完全に
歩きとなりました。
江戸川散歩にしては、暑すぎる〜。
走れる人は、どんどん先へ行ってしまっているし、私の近くにいる人は、歩いている人ばかり。
若い人もいるし、かなり年齢を重ねた人も、皆、歩いている。
苦行に耐え忍んでいる感じか。
とぼとぼ歩いているうちに49キロの第三関門に到着しましたが、すでに制限時間を
過ぎており、今年は、ここで終了となりました。 17分遅れで突破できず。
49キロ地点で棄権となり、そこ(茨城県五霞町)が、スタート・ゴール地点から、一番離れているために、バスで強制送還されるのにも、思いの外、時間が掛かりました。
暑かったので、ここで止める人が沢山いて、大型バス一台では収容できず、その次の便まで
待たされました。棄権をしてから、スタート地点に戻るのに4時間も掛かりました。
棄権しても楽じゃない。
そして、今年もフィニッシュ地点をちらりと見て、帰路につきました。
「挑戦することをあきらめない」と言いつつも、来年はもう出たくないと、亀家の草だんごを食べながら、家族に愚痴をこぼしました。
これは参加賞ではありません。千円出して買ってきました。
業務統括事業部 新保和久